子育てママ応援隊なゆかのブログ

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「ママ友」は必要なのか?

「ママ友は必要ですか?」という質問は、保健師として赤ちゃん訪問や乳幼児健診でよく相談を受けることのひとつです。ママによっては、「ママ友をつくりたい!」という積極的な気持ちを持っている方もいましたし、消極的なママもいました。
この記事では、「ママ友は必要なのか」について、保健師としての見解を綴っていきます。似たような悩みをもつママの参考になれば幸いです。

「ママ友」は必ずしも必要ではない

結論からいうと、「ママ友」は必ずしも必要ではないと思います。子育てについての話ができる人は、いないよりいた方がいいと思いますが、それが「ママ友」でないといけないということはないと思います。
たとえば、子育て中のきょうだいや、元々のママの友人、職場の同僚など、妊娠前のママの交友関係の中で話ができる人がいればよいのです。

「ママ友づくり」のストレス

「ママ友づくり」に消極的なママの中は、人づきあいが苦手な方や初対面の人とのかかわりが苦手な方が多いのではないでしょうか。
子どもがまだ赤ちゃんの時は、子ども同士のかかわりよりも、圧倒的に母と子のかかわりや家族間のかかわりの方が子どもにとって大切です。ママが無理をして人づきあいしてストレスを感じる必要はないでしょう。ゆったりとした気分で子どもと関わることがなによりも大事です。
だだ、育児していく中では、いろいろな疑問や悩みが生まれ、愚痴や不安もでてくるでしょう。それらを一人で抱え込まないように、家族でも友人でもだれでもいいので話すように意識してください。
相談できる人がいない場合は、最寄の保健センターをぜひ活用してくださいね。近くにいる人には言いにくく、保健センターを活用して相談しているというママは多くいますよ。

子ども目線で考える

赤ちゃん時代は母と子のかかわりや家族間のかかわりが何よりも大切ですが、子どもが成長していく中で、他の子どもとの交流が大切になってくる時期が来ます。
1歳前後、赤ちゃんが歩き始めるころからは、頻繁にでなくてよいので他の子どもと接する機会を持てるとよいでしょう。
そのくらいの時期の赤ちゃんは人のまねができ始める時期。他の子どもを見ることはとっても良い刺激になります。また、行動範囲が広がり、探究心も強くなるので家の中の同じ環境だけでは物足りなくなってきます。

無料の遊び場を活用しよう

どの市町村にも、保育園や幼稚園に行く前の子どもとママ(もちろんパパでもOK)が無料で遊びに行ける場所があります。ぜひ、市町村のホームページで調べてみてくださいね。
遊び場の名前は「子育て支援センター」であったり「児童館」であったり、いろいろ。
また、実施主体も市町村であったり、NPOであったり、いろいろです。
しくみも様々ですが、たいてい見学・体験に行った後、利用希望があれば利用者登録が必要になることが多いのではないでしょうか。
ベビーマッサージ」や「リトミック」などのイベントをしていたり、「親子教室」をしていたり、内容もとても充実しています。スタッフもボランティアや保育士、いろいろだとは思いますが、そうしたスタッフと話すことで癒されるママも多いようです。
始めて行くときは緊張しますが、「ママ友をつくりに行く」という気持ちではなく、「子どもにいろいろな経験をさせてあげる」という気持ちでおでかけしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

「ママ友」は必ずしも必要ではないですが、楽しいことばかりではない育児の中で、ちょっとしたことを話せる子育て仲間はいるに越したことはないでしょう。子どもとお出かけする中で自然と波長の合うママがみつかったり、子ども同士が仲良くなって知り合ったママと話せる関係ができるなど、気が付いたらママ友ができていたという状態が理想なのではないかと思います。
あまり気負わずに、いきましょう♪