子育てママ応援隊なゆかのブログ

子育てママを全力で応援する助産師&保健師のブログ

保育園・幼稚園・こども園って何が違うの?仕事を始めたいママの園選び

こんにちは!
子育てママ応援隊なゆかです。

9月に入り、そろそろ来年度の入園を準備し始めるママもいるのではないでしょうか。

「保育園と幼稚園、こども園の違いがわからない」
「園に子どもを預けて、働きたいなと思うけど・・・」

そんなママに向けて、今回の記事では「園選び」について、保健師の視点からお話ししていきますね。

そもそも、保育園・幼稚園・こども園の違いとは?

一昔前は、ママが仕事をしていたら「保育園」、していなかったら「幼稚園」、だったかもしれません。

最近では、幼稚園でもママの就労に合わせて長時間の預かり保育をしていたり、一見違いがわかりにくいところも増えています。

ただ、基本的なところが違うという点は、押さえておきましょう!

保育園

保育園は、保護者が仕事をしていたり、病気で子どもを家庭で「保育」することが難しい場合に、日中の保育を担う施設です。
保育園は厚生労働省が管轄しています。

幼稚園

幼稚園は、文部科学省が管轄している学校教育施設です。
保護者が働いている・いないに関わらず、子どもを通わせることができ、教育的なかかわりが期待できます。

こども園

こども園は、保育園と幼稚園の両方の機能をあわせもった施設です。
内閣府が管轄しています。
イメージとしては、「保育園部」として通っている子どもと、「幼稚園部」として通っている子どもが、一緒のクラスで保育や教育を受けています。
平成18年に制度が始まり、まだ歴史が浅いため、もともと「保育園」であったところや「幼稚園」であったところが「こども園」という名称になったところがほとんどです。

「妊娠して仕事を退職したけど、また働きたい」と思っているママが選ぶのは?

結論からいうと、ママがどんな働き方をしたいかで、「保育園」「幼稚園」「こども園」のどれでも選ぶことができます。

こども園」に、「保育園部」として通わせる場合は、預かり時間や申込み手続きなどは「保育園と一緒」と理解して問題ありません。
逆に、「こども園」に「幼稚園部」として通わせる場合も同様で、預かり時間や申込み手続きなどは「幼稚園と一緒」です。
ですので、ここでは「保育園」を選んだ場合と「幼稚園」を選んだ場合に分けて考えていきましょう。

保育園を選んだ場合(こども園の「保育園部」含む)

メリットは、「月齢が小さい時から長時間の保育をお願いできること」です。
逆にデメリットは「待機児童が多い地域では、希望する園に入ることが難しいこと」です。

保育園は、パパママがすでに働いている家庭や、産育休中で復帰が決まっている家庭の方が「これから働きたい」という家庭よりも優先されるしくみになっています。
どうしても「子どもが小さい時期に希望する保育園に入れたい」という場合に、保活として、託児所などの認可外保育園に預けて働き、実績を作った上で保育園の申請をしているママもいます。

認可保育園の申し込みは、市町村になります。
保育園に入園できる順番は、点数制になっていて、市町村により若干の違いがありますので、お住まいの市町村の基準を確認しておくのもよいでしょう。

幼稚園を選んだ場合(こども園の「幼稚園部」含む)

メリットは「教育的なかかわりをしてもらえること」です。
一般的に、幼稚園の方が、園でできる習い事も充実しています。
逆にデメリットは、「預かり時間が短いこと」です。

「パートで週に何日か短時間、働きたい」という場合、預かり保育のある幼稚園ならば問題なく働くことができるでしょう。

フルタイムで働きたいママなら、家族の充実したサポートがあれば幼稚園に通わせながら就労することはできるでしょう。

幼稚園の申し込みは、各幼稚園に直接することになっています。
人気の園では、先着順の受付だったり、入園児に面接選考があったりするので注意が必要です。

「保育園」「幼稚園」「こども園」の申し込み時期はいつ?

保育園や幼稚園の申し込みは随時も可能ですが、多くは「4月からの入園」を目指して秋に申込みをすることがほとんどです。
3月末に卒園する子どもがいて定員に空きがでるため、年度初めが圧倒的に入園しやすいでしょう。

申し込み時期や手順は、「保育園」希望の場合は市町村に、「幼稚園」希望の場合は各幼稚園に問い合わせましょう。

「保育園」の場合は、申込書に希望の園を書くようになっています。
ぜひ「園見学」に行って、園の雰囲気を体感し、希望順を決めましょう!
見学の連絡をするのは、少し勇気がいるかもしれませんが、この時期の見学者は多く、園も対応に慣れているので心配ありません。
早い方だと妊娠中から行っていますし、ご夫婦で参加もOKなところが多いですよ。

まとめ

今回の記事では、保育園・幼稚園・こども園の違いについて、ご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

まだピンとこないな・・・というママには、ぜひ見学に行くことをおススメします。
また、入園申込みを急いでする必要のない方は「園庭解放」の日に行ってみるのも良いでしょう。
「園庭解放」というのは、まだ保育園や幼稚園に通っていない小さな子どもさんと保護者を対象としたイベントで、多くの園が設けています。
市町村のホームページなどに載っていることが多いので、ぜひチェックしてみましょう♪

今回の記事が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

妊婦さん必見!お腹の中の赤ちゃんのすごい能力

ご懐妊おめでとうございます!!

子育てママ応援隊なゆかです。

お腹の中に赤ちゃんがいるのは、どんなかんじでしょうか?
胎動を感じるまでは、妊娠している実感がなくて、「ちゃんと育っているのかな」と不安に思うママも多い時期ですね。

ところで、お腹の中の赤ちゃんは、生まれる前からすごい能力をもっていることを知っていますか?
今回の記事では、助産師&保健師である私が、そんなお腹の中の赤ちゃんのすごい能力をご紹介します。

妊婦さんが、赤ちゃんがお腹の中ですくすくと成長していることを実感し、生まれてくるまでの期間を楽しみにして、過ごせるようになるといいなと思います。

お腹の中の赤ちゃんの五感の発達

お腹の中の赤ちゃんのすごい能力とは、ずばり「五感」のことです。
五感というのは、「触覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「視覚」のこと。
お腹の中で、赤ちゃんの「五感」はすくすくと発達しているんですよ。

触覚

五感のうち、一番最初に発達するといわれています。
赤ちゃんは妊娠5か月くらいから、指しゃぶりを始めたり、子宮壁を蹴ったりしています。
また、妊娠7か月ころから羊水のあたたかさや痛みを感じています。

聴覚

妊娠5~6か月ころになると、赤ちゃんは、子宮の外でママの血液が流れている音やママの心臓の音をきくことができます。
妊娠7~8か月ころになると、お腹の壁を通して外の音や声がきこえるようになります。
羊水の中なので、こもった音ですが、イントネーションや音の感じも鑑別することができるんですよ。

視覚

妊娠7~8か月になると、お腹の中の赤ちゃんは光を感じることができるので、ママのお腹の壁を通して、外の明るさに反応することもあります。
生まれてすぐの赤ちゃんの視力は0.1もなく、20cmくらい先のものがぼんやり見える程度ですが、人の顔はよく認識することができるといわれています。

味覚・嗅覚

お腹の中で赤ちゃんは、羊水しか飲んでいませんが、妊娠5か月くらいまでには舌や口の中の感覚ができるといわれています。
そのころには、味を感じることができ、においをかぐ能力も発達していると考えられています。

お腹の中の赤ちゃんとできること

先にご紹介したように、お腹の中の赤ちゃんは色々なことがわかっているんです。
赤ちゃんは生まれたときに、すでに五感は発達していますが、まだまだ発展途上。
五感の発達には、外からの刺激をたくさん与えることが必要です。
そしてそれは、生まれてからではなく、生まれる前からもできるんですよ。
具体的にできることをご紹介しますので、赤ちゃんが生まれるのを楽しみに待ちながら、ママやパパはぜひ試してみてくださいね。

お腹の中の赤ちゃんに話しかける

もうすでに、「やっている」というママ・パパも多いかもしれません。
赤ちゃんはお腹の中でもママやパパの声をしっかり聞いているので、ぜひ話しかけてあげましょう。
中には、「恥ずかしい・・・」と思うママやパパもいるかもしれません。
そんな場合は、「おはよう」「ただいま」など、まず挨拶からはじめてみてはいかがでしょうか。
また、絵本をよんであげるのもおススメですよ。

ママがリラックスできる好きな音楽をきく

妊娠中、ママがリラックスすることは、赤ちゃんが生活する子宮の環境の居心地のよさにつながります。
無理に「胎教に優しい音楽」を聴く必要はありません。
「好きな音楽をきく」こと以外でも、ママがリラックスできることはどんどんやりましょう。
音楽は、赤ちゃんも一緒に聞いていますし、生まれた後も一緒に楽しめるのでおススメですよ。

胎動を感じる

日中は、家事やお仕事など忙しく、ゆっくり胎動を感じる時間がないかもしれません。
「胎動」は赤ちゃんの元気のバロメーターであり、胎動を意識する時間をとるのは、とっても大切なことです。
一日一回は安静にして、どこかのタイミングで胎動だけに集中する時間をとってみることをおススメします。
胎動は立った姿勢ではわかりにくくなるため、座って何かにもたれた姿勢か、寝た姿勢がよいでしょう。
ママが子宮の壁をやさしくノックすると、赤ちゃんも蹴り返してくれるかもしれません。
「あれ?なんか今日は胎動が少ないな」と思った時のためにも、「いつもの状態」を知っておくことが大切です。

まとめ

今回の記事では、お腹の中の赤ちゃんのすごい能力として、「五感」の発達についてお伝えしました。
お腹の中でも赤ちゃんの五感は発達しているはいえ、まだまだ発展途上のため、生まれてきた後は、その五感をたくさん刺激してあげることが大切です。
赤ちゃんへの「スキンシップ」や「話しかけ」が大切といわれているのは、そういうことが理由なんですね。
この記事が、少しでもプレママさんやパパさんのお役にたつと嬉しいです。

赤ちゃんがぐずる時にスマホで動画をみせてもOK?

お腹が減ったとき、暑いとき、抱っこして欲しいとき・・・
赤ちゃんは全ての要求を、「泣く」ことで伝えます。
でも、お腹もいっぱいで不快なところもなさそうなのに、ぐずりがとまらないということもあります。
健康な赤ちゃんにも、原因のわからない「よく泣く」時期があることがわかっています。
「なにをやっても泣き止まない・・・こっちが泣きたいよ」とママが思う時期ですね。
「動画をみせてあやすのはOKなのか?」「ぐずった時にどう対応したらいいか」
今回の記事では、そんな時期の過ごし方についてご紹介していきます。

赤ちゃんが何をやっても泣き止まない時

健康な赤ちゃんにもある「何をやっても泣き止まない、よく泣く時期」はパープルクライング期とよばれています。
生後2週間ころから生後5か月ころの赤ちゃんに多くみられ、生後2~3か月がピークといわれています。
泣き方がとても激しいので、ママたちは「赤ちゃんの体の具合が悪いのでは?」「どこか痛いんじゃないか?」と不安になってしまいます。
パープルクライング期は、日本人だけでなく世界共通。
こういう時期があると知っているだけで、少し気が楽になりますね。

赤ちゃんに動画をみせてもよいのか

YouTubeには「赤ちゃんが泣きやむ動画」などが、たくさんあがっています。
よく泣く時期の赤ちゃんを育てていると、そんな便利な動画があるなら活用しようかな?と思うパパ、ママもいるのではないでしょうか。
結論からいうと、「みせない、にこしたことはない。みせる場合は注意点をまもりましょう」!
特に赤ちゃんの時期は、スマホで動画を日常的にみせるなどは、やめておいたほうがよいでしょう。

デジタル機器の何が悪いのか

スマホなどのデジタル機器は、子どもの健康に悪影響をもたらすことがわかっています。
その一つが、「目への影響」です。
赤ちゃんの視力は生まれて間もなくは0.1もなく、発達過程にあります。
スマホ画面やテレビ画面をみせることで、視力の発達に影響があることが分かっています。
また「コミュニケーションの力への影響」も指摘されています。
特に指摘されているのは、「ことばの遅れ」です。
「ことばを話し始める」前に、「ことばを理解する」段階がありますが、そのためには、赤ちゃんの状況に合ったたくさんの声かけをすることが大切です。
スマホやテレビなどの情報は、一方的な投げかけなため、赤ちゃんからの働きかけに応じてくれません。
長時間のテレビや動画の視聴により、ことばの表出が遅れることがわかっています。

テレビや動画をみせる場合の注意点

赤ちゃんにテレビやスマホの動画をみせないにこしたことはないですが、核家族化がすすみ、ワンオペで育児しているママが多いのも現状。
スマホやテレビなどを全くみせずに育児するのは難しい、というママもいるかもしれません。
みせる場合も、次のようなことに気をつけましょう。

①画面をみせるのではなく、音のみをきかせる

赤ちゃんは、お腹の中にいたときから聴力が発達しています。
目を守るためにも、スマホ画面は見せずに音のみをきかせてみましょう。
意外と音だけでも泣き止んでくれるかもしれません。
また、ママが妊娠中によく聞いていた音楽をかけると反応するかもしれません。
童謡などを流して、ママも歌ってあげるのも、ママの声に安心できてよいでしょう。

②なるべく短時間で

日本小児科医会は、「2歳までのテレビ・ビデオの視聴は控えましょう」と提言しています。
テレビやビデオをみたら即、健康に悪影響があるというわけではありませんが、「なるべくみせないほうがいい」と理解してもらっておいたほうがいいでしょう。
テレビやスマホ画面をみせる場合も、長時間は避けましょう。

泣き止まない時の他の対応

「赤ちゃんがぐずって泣き止まない。熱もないし、どうしたんだろう」
「授乳しても、おむつを替えても、抱っこしても、何をしてもダメ」
ママもしんどくなってきた時・・・イライラした時・・・
そんな時は、一度赤ちゃんを安全な場所に寝かせてみましょう。
パープルクライング期の対応では、赤ちゃんを少し泣かせておくのもよいとされています。
赤ちゃんを安全な場所に寝かせたら、ママは赤ちゃんから距離をとり、隣の部屋でお茶を飲んだり、好きな動画をみたり、パパや友達に連絡したり・・・
ほんの少しの時間でいいので、やりたいことをやりましょう。
ぐずりがひどい時期は長く続かないので、息抜きしながらやりすごしましょう。

まとめ

今回の記事では、赤ちゃんのよく泣く時期のこと、スマホなどデジタル機器使い方をご紹介しました。
少しでも参考になることがあれば、嬉しいです。
赤ちゃんの健康も守り、ママの負担感も少なく育児できると良いですね。

ご覧いただき、ありがとうございました。

赤ちゃんと行く旅行では、何に気を付けたらいい?

コロナとの付き合いも3年目に入り、感染状況をみながら旅行を計画するママもいるのではないでしょうか。
赤ちゃん連れの旅行は、大人だけで行く旅行に比べて準備も念入りにしたいですね。
この記事では、赤ちゃんと旅行に行くときの注意点を、「荷造りのポイント」と「体調管理のポイント」に分けて、ご紹介していきます。
現地でママや赤ちゃんが困ることがないように、参考になると幸いです。

赤ちゃんと旅行に行くときの荷造りのポイント

赤ちゃんとの旅行は荷物が多くなりがち。
「赤ちゃんとの旅行ははじめてだから、何が必要かイメージがわかない」
「忘れ物をして慌てるのもいやだけど、荷物が多くなるのもいやだな」
そんなママへ、赤ちゃんと旅行に行くときの荷造りのポイントを紹介していきますね。

効果的な荷造りをする工夫 

持っていこうとしているものが、旅行先で買うことができないかやレンタルすることができないか、お店や旅館・ホテルに問い合わせてみましょう。多少割高になっても、荷物が減る方が助かる場合があります。また、旅行の為にわざわざ購入する必要がなくなるものもあります。
旅先でコインランドリーで洗濯し、着替えの荷物を減らす方法もあります。

忘れ物をしないようにする工夫 

自分なりのチェックリストを作る

赤ちゃんの月齢や行先によって、持ち物は変わってきます。自分なりのチェックリストがあると、足りないものを買うのにも役立ち、出発前の最終チェックにも役立ちますね。

何人もの目で確認する

一緒に旅行に行く大人が他にいる場合、忘れ物がないか一緒に確認してもらいましょう。自分だけでは気づかないことがあるものです。特にママは赤ちゃんの持ち物に必死になって自分の持ち物を忘れがちなので注意しましょう。

参考に♪基本の持ち物

授乳に必要なもの

具体的には→ミルク、哺乳瓶、消毒物品、授乳用ケープなど

 まだ授乳が必要な赤ちゃんとの旅行の場合、授乳に必要な荷物を忘れずに持っていくのは大切なポイントですね。母乳をあげている場合は持ち物だけではなく、どこでどうやって授乳するか考えておくことが大切です。ミルクの場合は、ミルクを作るのに必要なお湯をどうやって用意するや哺乳瓶をどうやって消毒するかも考えておいたほうがいいですね。ややお値段はかかりますが、ミルクを作る必要のない液体ミルクもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

食事に必要なもの

具体的には→ウェットティッシュ、手指消毒液、お茶、水筒やマグ、食器、お食事エプロン、レトルト離乳食、おやつなど  

離乳食が始まっている赤ちゃんの場合、旅行中の食事は悩むポイントではないでしょうか。離乳食の進み具合によって、旅行先のお店や旅館・ホテルの食事がどの程度食べられるかが変わってきますね。レトルト離乳食もいろいろな種類が売っていますので、旅行前に家でいろいろためしておくのがおすすめです。

 身の回りのお世話に必要なもの

具体的には→着替え、おむつ、おむつ替えシート、おしりふき、お気に入りのおもちゃ、ビニール袋、くし、歯ブラシ、子ども用のボディソープやシャンプーなど

着替えは普段より多めに用意しておきましょう。レジャーなどで思いのほか着替えが必要になることがあります。
また、旅先では予想していたより、気温が熱い・寒いということがあります。天候や旅館・ホテルの空調にあわせて、服を調整できるといいですね。
環境が変わって不安になりやすいお子さんには、特にお気に入りのおもちゃをもっていくことが安心につながり、おすすめです。

体調管理に必要なもの

具体的には→体温計、薬、絆創膏、母子手帳や保険証  

いつもと違う環境で、いつもと違う生活になることにより、旅行中は体調を崩すことがあります。いざというときに慌てないように準備しておきましょう。
また、いつも飲んでいる薬がある場合は絶対に持っていくのを忘れないようにしましょう。

レジャー用品

具体的には→レジャーシート、子ども用日焼け止め、帽子、レジャーグッズ(遊びの内容にあわせたもの)

意外と忘れがちなのが日焼け・熱中症対策のグッズです。こまめな水分補給といっしょに忘れないようにしましょう。

その他、ベビーカー、抱っこひもなど必要なもの

旅行先での赤ちゃんの体調管理のポイント

 たくさん準備して楽しみにしている旅行も、赤ちゃんの体調が悪くなったらそれどころではなくなってしまいます。
「赤ちゃんとはじめて旅行に行くけど、体調が悪くならないか不安」
「旅先で赤ちゃんがしんどくなったらどうしよう」

そんなママへ、旅行先での赤ちゃんの体調管理のポイントをご紹介します。

旅先で起こりやすい赤ちゃんの体調不良とは

疲れ・睡眠不足

旅行先では、赤ちゃんにとっていつもと違う刺激がいっぱいです。
赤ちゃんはテンションが上がると、いつも昼寝する時間になかなか寝なかったり、夕方の変な時間に寝てしまい夜なかなか寝ない、ということがよくありますね。
「旅行の時くらいいいか」と思いがちですが、赤ちゃんの疲れや睡眠不足は翌日以降の体調不良につながるので、気を付けたい点ですね。
スケジュールをきちきちにせず余裕を持たせておくことで、旅行先でもいつもの赤ちゃんの生活リズムをなるべく保つことができると思います。
食事や入浴の時間がずれることでリズムが崩れることもあるので、時間がはっきりわからない場合、ホテルや旅館にあらかじめ確認しておきましょう。

お腹の調子が悪くなる

旅先で環境が変わり、赤ちゃんのお腹の調子が悪くなることはよくあります。
また、旅先での気候が思ったものと違ったり空調が寒くて、体が冷えてしまうときもありますね。
着替えは普段より多めに、そして気候によって調整できるように種類を多く用意しておきましょう。旅先の気候が、思っていたのと違うこともよくあります。
すぐに着脱できるような羽織タイプの服を持っていくのもおすすめです。

熱中症

真夏だけでなく、5月ころから秋口まで注意が必要なのが熱中症です。赤ちゃんは大人よりも暑さに弱く、特に注意が必要です。
旅行では屋外で過ごすことも多くなるので気を付けたいですね。 

 体調悪化の予防のために、赤ちゃんの様子をよく観察しよう

赤ちゃんは体の不調を感じても、自分で適切に訴えることができません。
からだの予備力が低いので、ちょっとしたことですぐに体調が悪くなってしまいます。
旅行中はよく子供の様子を観察しましょう。
一番のポイントは「機嫌が悪くないか」です。機嫌が悪くてグズグズしているときは、どこか痛いところやしんどいところがないか、熱っぽくないか、顔色や排泄の状況などをよく観察することをおすすめします。
客観的な情報として、体温を測るのも良いと思います。

 旅先で赤ちゃんの体調が悪くなったときは、思い切った予定変更も必要

「少し熱っぽいような気がする」「なんだか元気がない」
旅先での赤ちゃんの様子をみてそう感じたら、思い切って予定を変更することをおすすめします。
旅行は楽しく刺激的ですが、予想以上に赤ちゃんに負担となることもあります。
行先を一か所減らして早めにホテルでゆっくりする、やろうと思ったレジャーをやめるなどの工夫でスケジュールに余裕が生まれます。
早めに対処することで、それ以上体調が悪くなるのを防ぐことができますよ。

困ったときは、 遠慮せずにまわりに助けを求めよう

明らかに赤ちゃんの体調が悪くなった場合は迷わずに病院受診したほうがいいですね。そんな時に備えて、保険証や母子手帳を持っていくことも忘れないようにしましょう。
また、いったん休息をとりたい場合や受診の相談をしたい場合などにおすすめなのが救護室です。
旅先のレジャー施設にはたいてい救護室という体調不良やけがをした人に対応してくれるところがあると思います。
困ったときは家族だけで対応せず、そういったところを活用しましょう。

まとめ 

今回の記事では、赤ちゃんと旅行に行くときの注意点をご紹介してきました。
旅行前の荷造りと、旅行中の体調管理が上手くいくと、楽しい旅行になること間違いなしです♪

みなさんが旅行に行くときに、少しでも参考になればうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

トイトレ成功の秘訣とは

「そろそろトイトレ始めた方がいいのかな」「なにから始めたらいいかよくわからない・・・」
お子さんが2歳前後になると、トイレットトレーニング、いわゆる「トイトレ」を意識するママが多いのではないでしょうか。
「よくわからないけど、なんとなく大変そう」、そう感じているママもいるのでは。
実はコツを押さえれば拍子抜けするほど簡単におむつが外れるお子さんも多いのですよ!
この記事では、そんなトイトレ成功の秘訣をご紹介します。参考になれば幸いです。

そもそもトイトレって何?

赤ちゃんは生まれながらにして、おしっこやうんちをおむつですることができます。「トイトレ」とは、おしっこやうんちをする場所が「おまるやトイレ」であることを子どもが理解して、そこでできるようになることをサポートすることなのです。
排泄する場所を教えてあげるだけなので、ママは意気込まなくてOK♪
多少のサポートはいりますが、時期が来ればどの子も自然にできるようになると考えましょう。

スタートはタイミングを見極めて

では、トイトレはいつから始めたらいいのでしょうか。
いろいろな調査によると、大体2歳前後から始めているママが多いようです。また、調査によると「早く始めたからといって早く終わるわけではない」ことも分かっています。
「トイトレを始めるタイミング」というのは、とても大切なポイントです。
子どもの準備が整わないうちに始めて、長い期間をかけてトイトレに取り組むのは、子どもにとっても親にとっても大きな負担になります。
「〇歳になったから」とか「△ちゃんもしているから」などではなく、
一人ひとりの子どもの様子を見極めて、時期を決めましょう。
次にご紹介するトイトレを始める時期の目安となる条件を参考に考えてみてくださいね。

トイトレを始める目安となる条件

トイトレは、下記の3つの条件がそろった頃に始めるとスムーズに進みやすいと言われています。子どもの発達は一人ひとり個人差がありますが、この3つの条件がそろうのが大体1歳半から2歳ころといわれています。

①自分でトイレへ歩いて行ける

よちよちと歩き始めることができたということは、大脳が発達してきた証です。大脳が発達することによって、尿意を感じるようになります。

②簡単なことばの理解ができ、簡単なことばを話すことができる

ことばが理解できていない段階では、ママが「チーする?」とおしっこに誘っても、子どもは意味が分かりません。また、子どもも「チー」や「おしっこ」など簡単なことばを話すことができないと、「おしっこをしたい」という意思を伝えることができません。

③おしっこの間隔があいてくる

おしっこの間隔があくのは、からだの発達として、膀胱におしっこをある程度貯めることができる、無意識におしっこを我慢することができるようになるということです。1時間半~2時間位、間隔があいたころが目安です。

トイトレの具体的な始め方

まず、おしっこの間隔をはかって、たくさん膀胱に尿がたまっていると思われるときにトイレやおまるへ連れて行きましょう。おまるやトイレでおしっこができるのは、最初のうちは、偶然の出来事です。偶然が何回か重なって、誘われておしっこをする流れがわかってきます。
保育所などでは、時間を決めて一斉に先生がトイレに誘うと思いますが、家庭では時間を決めてトイレに誘うことはおススメしません。
子どもの様子から、おしっこが膀胱にたまっていそうなタイミングでトイレに誘うほうが成功につながります。

おむつからパンツへの切り替えタイミング

タイミングをみてトイレに連れて行った時に成功することが増えてきたら、おむつからパンツへの切り替えを考え始めましょう。
実はこのタイミングは、子どもというよりママの要因で変わってきます。
床にジャーッとおしっこしてしまった時は、子どもに「これがおしっこだよ」と教えてあげられる大きなチャンスです。足をつたうおしっこの感覚は、子どもがおしっこを認識できる大きなチャンスです。
トイトレのことだけ考えると、まだ一度も成功してないタイミングからパンツにしてしまうのがいいくらいです。ですが、毎回毎回、床におしっこをジャーッとされてもニコニコできるママはいないのではないでしょうか。
なので、子どもとママの両方の立場から考えた時に、成功率5割くらいになったらおむつからパンツに切り替えるとよいでしょう。
失敗した時に、ついつい子どもあたってしまうママ、イライラしてしまうママは、成功率8割くらいになってからパンツに切り替えることをおススメします。
逆におおらかなママは、成功率が5割よりもっと低いタイミングでパンツに切り替えても順調にトイトレが進むことが多いでしょう。

トイトレ時に大切にしたいこと

自分から「チーする」「おしっこ」と言えるようになり、トイレに行っておしっこができたらトイトレは完成です。
トイトレが完成するまでの過程では、「上手くいっていると思っていたのに、失敗が続くようになった」ということもよくあります。
また、トイトレを始める2歳ころの時期は、一般的に「イヤイヤ期」や「反抗期」といわれる自我が出てくる時期であったり、ママが次の妊娠・出産をする時期に重なることが多くあります。
何よりも大切なのは、「親子の良い関係をキープすること」です。
子どもがトイトレを嫌がったり、ママがイライラするようなら、トイトレは一定期間お休みすることもひとつ。ママのイライラや緊張は子どもに伝わり、本来は自然な行動であるおしっこやうんちがスムーズにできなくなってしまいます。

まとめ

今回の記事では、「トイトレ成功の秘訣」として、トイトレ開始のタイミングを中心に紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
トイトレは、「早からず遅からず子どもに適したタイミング」を見極めることでスムーズに進みやすくなります。
また、上手くいかない時は、トイトレはお休みして、ママも子どもも休憩することが大切です。
みなさんのトイトレがスムーズに進むことを願っています♪

「ママ友」は必要なのか?

「ママ友は必要ですか?」という質問は、保健師として赤ちゃん訪問や乳幼児健診でよく相談を受けることのひとつです。ママによっては、「ママ友をつくりたい!」という積極的な気持ちを持っている方もいましたし、消極的なママもいました。
この記事では、「ママ友は必要なのか」について、保健師としての見解を綴っていきます。似たような悩みをもつママの参考になれば幸いです。

「ママ友」は必ずしも必要ではない

結論からいうと、「ママ友」は必ずしも必要ではないと思います。子育てについての話ができる人は、いないよりいた方がいいと思いますが、それが「ママ友」でないといけないということはないと思います。
たとえば、子育て中のきょうだいや、元々のママの友人、職場の同僚など、妊娠前のママの交友関係の中で話ができる人がいればよいのです。

「ママ友づくり」のストレス

「ママ友づくり」に消極的なママの中は、人づきあいが苦手な方や初対面の人とのかかわりが苦手な方が多いのではないでしょうか。
子どもがまだ赤ちゃんの時は、子ども同士のかかわりよりも、圧倒的に母と子のかかわりや家族間のかかわりの方が子どもにとって大切です。ママが無理をして人づきあいしてストレスを感じる必要はないでしょう。ゆったりとした気分で子どもと関わることがなによりも大事です。
だだ、育児していく中では、いろいろな疑問や悩みが生まれ、愚痴や不安もでてくるでしょう。それらを一人で抱え込まないように、家族でも友人でもだれでもいいので話すように意識してください。
相談できる人がいない場合は、最寄の保健センターをぜひ活用してくださいね。近くにいる人には言いにくく、保健センターを活用して相談しているというママは多くいますよ。

子ども目線で考える

赤ちゃん時代は母と子のかかわりや家族間のかかわりが何よりも大切ですが、子どもが成長していく中で、他の子どもとの交流が大切になってくる時期が来ます。
1歳前後、赤ちゃんが歩き始めるころからは、頻繁にでなくてよいので他の子どもと接する機会を持てるとよいでしょう。
そのくらいの時期の赤ちゃんは人のまねができ始める時期。他の子どもを見ることはとっても良い刺激になります。また、行動範囲が広がり、探究心も強くなるので家の中の同じ環境だけでは物足りなくなってきます。

無料の遊び場を活用しよう

どの市町村にも、保育園や幼稚園に行く前の子どもとママ(もちろんパパでもOK)が無料で遊びに行ける場所があります。ぜひ、市町村のホームページで調べてみてくださいね。
遊び場の名前は「子育て支援センター」であったり「児童館」であったり、いろいろ。
また、実施主体も市町村であったり、NPOであったり、いろいろです。
しくみも様々ですが、たいてい見学・体験に行った後、利用希望があれば利用者登録が必要になることが多いのではないでしょうか。
ベビーマッサージ」や「リトミック」などのイベントをしていたり、「親子教室」をしていたり、内容もとても充実しています。スタッフもボランティアや保育士、いろいろだとは思いますが、そうしたスタッフと話すことで癒されるママも多いようです。
始めて行くときは緊張しますが、「ママ友をつくりに行く」という気持ちではなく、「子どもにいろいろな経験をさせてあげる」という気持ちでおでかけしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

「ママ友」は必ずしも必要ではないですが、楽しいことばかりではない育児の中で、ちょっとしたことを話せる子育て仲間はいるに越したことはないでしょう。子どもとお出かけする中で自然と波長の合うママがみつかったり、子ども同士が仲良くなって知り合ったママと話せる関係ができるなど、気が付いたらママ友ができていたという状態が理想なのではないかと思います。
あまり気負わずに、いきましょう♪

 

 

新米ママが知っておきたい!赤ちゃんの病気・ケガの対応

赤ちゃんのご誕生おめでとうございます!!
出産という大仕事を終えたママ、「ゆっくり休んでくださいね♪」と言いたいところですが、赤ちゃんのお世話は待ったなし。
授乳におむつ交換、沐浴・・・と自分の食事やトイレもままならないというママもいるのではないでしょうか。
この時期は、「何がわからないかもわからない」という状態のママが多いですね。基本的には、一日一日赤ちゃんと過ごす中でわかってくること、慣れてくることも多いので、心配しなくても大丈夫。
そんな中でも、助産師&保健師である私が、「新米ママにこれだけは知っておいてほしい」ということをご紹介します。

一番大切なのは赤ちゃんの健康をまもること

多くのママが一番心配に思うのは、赤ちゃんの命や健康のことではないでしょうか。
赤ちゃんが大切な気持ちが強くて、赤ちゃんが寝ているときも「ちゃんと息をしているか心配で眠れない」というママもいるかもしれません。
お腹の中ですくすくと成長してくれ、一緒に出産を乗り越えた赤ちゃんの力は偉大です。赤ちゃんを信じて、育児を楽しみましょう。
とはいっても、赤ちゃんが成長するなかでは、病気にかかったり、予期しないケガをすることは想定されます。
いざというときに慌てないために、病気やケガの対応を知っておくことは大切なことです。

1か月健診までにかかりつけの小児科をさがしておこう

「赤ちゃんの様子がちょっと変だな」と感じたとき、通常であれば出産した病院で1か月健診を終えるまではみてもらえます。夜間・休日も電話で出産した病院に相談できるでしょう。
1か月健診を終えてからは、自分で受診先をみつけないといけません。生後2か月から予防接種が始まるので、それまでに接種する病院を探しておく必要があります。その病院をかかりつけ医にしようと考えているママも多いでしょう。ただ、入院施設をもたない小児科のクリニックは平日でもずっとあいているわけではないので注意しましょう。午前診が終わってから夕方の診察が始まるまでや夜間・休日は診てもらえません。
そこで大切になるのが、かかりつけの病院に診てもらえない夜間・休日の対応です。

夜間・休日に受診できる病院をあらかじめ確認しておこう

住んでいる自治体によって、夜間・休日の診療の体制は違います。ある市では、ひとつの病院がいつも診てくれますが、違う市では輪番制で毎日診てくれる病院が違っています。
自分で調べてみても分からない時は、住んでいる市の「保健センター」に確認しておきましょう。
また、「消防本部」の電話番号を携帯電話に登録しておくこともおススメです。消防本部は市町村単位で設置されていて、いざというときに電話すると、夜間・休日に診てもらえる可能性のある病院を教えてもらえます。

相談窓口を活用しよう

「赤ちゃんの顔色が悪くなってきた」「呼吸が上手くできていない感じがある」など、緊急の時はためらわずに、救急車を要請しましょう。
「すぐに救急車を呼ぶのはためらわれるけど・・・」という場合の相談窓口・連絡先をご紹介していきますね。

救急安心センター(♯7119)

急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うとき、医師や看護師などの専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口がです。
医師、看護師、相談員が電話で話をきき、病気やケガの症状を把握して、救急車を呼んだ方がいいか、急いで病院を受診した方がいいか、受診できる医療機関はどこか等を案内してくれます。

救急安心センター

子ども医療電話相談(♯8000)

夜間・休日の子どもの症状にどう対応したらいいのか、病院を受診した方がいいのか判断に迷う時に、小児科医師や看護師に電話で相談することができます。

子ども医療電話相談

中毒110番

どんなに気を付けているつもりでも、思いもよらぬところで子どもの誤飲事故が起きる場合があります。中毒110番は、中毒事故が起こり、受診の必要性や応急手当がわからないときに相談できる窓口です。

中毒110番

いざという時に慌てないための対策

受診できる病院や相談窓口を調べていても、いざ赤ちゃんがケガをしたり、熱がでると慌ててしまいますね。
いざという時に慌てないように、調べた情報は一覧にしてまとめ、日常的に目に付くところに保管しておきましょう。冷蔵庫に貼るでもいいですし、携帯電話のメモの目に付くところでもよいでしょう。
また、一覧にした情報を家族と共有しておくこともおススメです。ママがパニックになっても他の家族がサポートしてくれるでしょう。
そして、大切なのが交通手段の確保です。時間帯によって車を出せる人がいるかが変わってくる場合もあると思うので、いざという時のためにシュミレーションしておきましょう。タクシー会社も調べておくと安心ですね。

まとめ

生まれてきた大切なお子さんがすくすくと育ってほしい・・・というのはどのママも願っていることだと思います。ですが、子どもが育つ過程では、必ず熱を出したり、ケガをすることがあります。
そういうときに、他の大人が近くにいてくれるとよいのですが、ママ一人で対応する場合もあるかもしれません。
いざという時になるべく慌てずに対応できるように、早い時期から病気やケガの対応を考えて準備しておけるとよいでしょう。
みなさんの赤ちゃんがすくすくと育ち、ママが子育てを楽しめることを願っています♪