子育てママ応援隊なゆかのブログ

子育てママを全力で応援する助産師&保健師のブログ

妊婦さん必見!お腹の中の赤ちゃんのすごい能力

ご懐妊おめでとうございます!!

子育てママ応援隊なゆかです。

お腹の中に赤ちゃんがいるのは、どんなかんじでしょうか?
胎動を感じるまでは、妊娠している実感がなくて、「ちゃんと育っているのかな」と不安に思うママも多い時期ですね。

ところで、お腹の中の赤ちゃんは、生まれる前からすごい能力をもっていることを知っていますか?
今回の記事では、助産師&保健師である私が、そんなお腹の中の赤ちゃんのすごい能力をご紹介します。

妊婦さんが、赤ちゃんがお腹の中ですくすくと成長していることを実感し、生まれてくるまでの期間を楽しみにして、過ごせるようになるといいなと思います。

お腹の中の赤ちゃんの五感の発達

お腹の中の赤ちゃんのすごい能力とは、ずばり「五感」のことです。
五感というのは、「触覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「視覚」のこと。
お腹の中で、赤ちゃんの「五感」はすくすくと発達しているんですよ。

触覚

五感のうち、一番最初に発達するといわれています。
赤ちゃんは妊娠5か月くらいから、指しゃぶりを始めたり、子宮壁を蹴ったりしています。
また、妊娠7か月ころから羊水のあたたかさや痛みを感じています。

聴覚

妊娠5~6か月ころになると、赤ちゃんは、子宮の外でママの血液が流れている音やママの心臓の音をきくことができます。
妊娠7~8か月ころになると、お腹の壁を通して外の音や声がきこえるようになります。
羊水の中なので、こもった音ですが、イントネーションや音の感じも鑑別することができるんですよ。

視覚

妊娠7~8か月になると、お腹の中の赤ちゃんは光を感じることができるので、ママのお腹の壁を通して、外の明るさに反応することもあります。
生まれてすぐの赤ちゃんの視力は0.1もなく、20cmくらい先のものがぼんやり見える程度ですが、人の顔はよく認識することができるといわれています。

味覚・嗅覚

お腹の中で赤ちゃんは、羊水しか飲んでいませんが、妊娠5か月くらいまでには舌や口の中の感覚ができるといわれています。
そのころには、味を感じることができ、においをかぐ能力も発達していると考えられています。

お腹の中の赤ちゃんとできること

先にご紹介したように、お腹の中の赤ちゃんは色々なことがわかっているんです。
赤ちゃんは生まれたときに、すでに五感は発達していますが、まだまだ発展途上。
五感の発達には、外からの刺激をたくさん与えることが必要です。
そしてそれは、生まれてからではなく、生まれる前からもできるんですよ。
具体的にできることをご紹介しますので、赤ちゃんが生まれるのを楽しみに待ちながら、ママやパパはぜひ試してみてくださいね。

お腹の中の赤ちゃんに話しかける

もうすでに、「やっている」というママ・パパも多いかもしれません。
赤ちゃんはお腹の中でもママやパパの声をしっかり聞いているので、ぜひ話しかけてあげましょう。
中には、「恥ずかしい・・・」と思うママやパパもいるかもしれません。
そんな場合は、「おはよう」「ただいま」など、まず挨拶からはじめてみてはいかがでしょうか。
また、絵本をよんであげるのもおススメですよ。

ママがリラックスできる好きな音楽をきく

妊娠中、ママがリラックスすることは、赤ちゃんが生活する子宮の環境の居心地のよさにつながります。
無理に「胎教に優しい音楽」を聴く必要はありません。
「好きな音楽をきく」こと以外でも、ママがリラックスできることはどんどんやりましょう。
音楽は、赤ちゃんも一緒に聞いていますし、生まれた後も一緒に楽しめるのでおススメですよ。

胎動を感じる

日中は、家事やお仕事など忙しく、ゆっくり胎動を感じる時間がないかもしれません。
「胎動」は赤ちゃんの元気のバロメーターであり、胎動を意識する時間をとるのは、とっても大切なことです。
一日一回は安静にして、どこかのタイミングで胎動だけに集中する時間をとってみることをおススメします。
胎動は立った姿勢ではわかりにくくなるため、座って何かにもたれた姿勢か、寝た姿勢がよいでしょう。
ママが子宮の壁をやさしくノックすると、赤ちゃんも蹴り返してくれるかもしれません。
「あれ?なんか今日は胎動が少ないな」と思った時のためにも、「いつもの状態」を知っておくことが大切です。

まとめ

今回の記事では、お腹の中の赤ちゃんのすごい能力として、「五感」の発達についてお伝えしました。
お腹の中でも赤ちゃんの五感は発達しているはいえ、まだまだ発展途上のため、生まれてきた後は、その五感をたくさん刺激してあげることが大切です。
赤ちゃんへの「スキンシップ」や「話しかけ」が大切といわれているのは、そういうことが理由なんですね。
この記事が、少しでもプレママさんやパパさんのお役にたつと嬉しいです。