子育てママ応援隊なゆかのブログ

子育てママを全力で応援する助産師&保健師のブログ

新米ママが知っておきたい!赤ちゃんの病気・ケガの対応

赤ちゃんのご誕生おめでとうございます!!
出産という大仕事を終えたママ、「ゆっくり休んでくださいね♪」と言いたいところですが、赤ちゃんのお世話は待ったなし。
授乳におむつ交換、沐浴・・・と自分の食事やトイレもままならないというママもいるのではないでしょうか。
この時期は、「何がわからないかもわからない」という状態のママが多いですね。基本的には、一日一日赤ちゃんと過ごす中でわかってくること、慣れてくることも多いので、心配しなくても大丈夫。
そんな中でも、助産師&保健師である私が、「新米ママにこれだけは知っておいてほしい」ということをご紹介します。

一番大切なのは赤ちゃんの健康をまもること

多くのママが一番心配に思うのは、赤ちゃんの命や健康のことではないでしょうか。
赤ちゃんが大切な気持ちが強くて、赤ちゃんが寝ているときも「ちゃんと息をしているか心配で眠れない」というママもいるかもしれません。
お腹の中ですくすくと成長してくれ、一緒に出産を乗り越えた赤ちゃんの力は偉大です。赤ちゃんを信じて、育児を楽しみましょう。
とはいっても、赤ちゃんが成長するなかでは、病気にかかったり、予期しないケガをすることは想定されます。
いざというときに慌てないために、病気やケガの対応を知っておくことは大切なことです。

1か月健診までにかかりつけの小児科をさがしておこう

「赤ちゃんの様子がちょっと変だな」と感じたとき、通常であれば出産した病院で1か月健診を終えるまではみてもらえます。夜間・休日も電話で出産した病院に相談できるでしょう。
1か月健診を終えてからは、自分で受診先をみつけないといけません。生後2か月から予防接種が始まるので、それまでに接種する病院を探しておく必要があります。その病院をかかりつけ医にしようと考えているママも多いでしょう。ただ、入院施設をもたない小児科のクリニックは平日でもずっとあいているわけではないので注意しましょう。午前診が終わってから夕方の診察が始まるまでや夜間・休日は診てもらえません。
そこで大切になるのが、かかりつけの病院に診てもらえない夜間・休日の対応です。

夜間・休日に受診できる病院をあらかじめ確認しておこう

住んでいる自治体によって、夜間・休日の診療の体制は違います。ある市では、ひとつの病院がいつも診てくれますが、違う市では輪番制で毎日診てくれる病院が違っています。
自分で調べてみても分からない時は、住んでいる市の「保健センター」に確認しておきましょう。
また、「消防本部」の電話番号を携帯電話に登録しておくこともおススメです。消防本部は市町村単位で設置されていて、いざというときに電話すると、夜間・休日に診てもらえる可能性のある病院を教えてもらえます。

相談窓口を活用しよう

「赤ちゃんの顔色が悪くなってきた」「呼吸が上手くできていない感じがある」など、緊急の時はためらわずに、救急車を要請しましょう。
「すぐに救急車を呼ぶのはためらわれるけど・・・」という場合の相談窓口・連絡先をご紹介していきますね。

救急安心センター(♯7119)

急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うとき、医師や看護師などの専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口がです。
医師、看護師、相談員が電話で話をきき、病気やケガの症状を把握して、救急車を呼んだ方がいいか、急いで病院を受診した方がいいか、受診できる医療機関はどこか等を案内してくれます。

救急安心センター

子ども医療電話相談(♯8000)

夜間・休日の子どもの症状にどう対応したらいいのか、病院を受診した方がいいのか判断に迷う時に、小児科医師や看護師に電話で相談することができます。

子ども医療電話相談

中毒110番

どんなに気を付けているつもりでも、思いもよらぬところで子どもの誤飲事故が起きる場合があります。中毒110番は、中毒事故が起こり、受診の必要性や応急手当がわからないときに相談できる窓口です。

中毒110番

いざという時に慌てないための対策

受診できる病院や相談窓口を調べていても、いざ赤ちゃんがケガをしたり、熱がでると慌ててしまいますね。
いざという時に慌てないように、調べた情報は一覧にしてまとめ、日常的に目に付くところに保管しておきましょう。冷蔵庫に貼るでもいいですし、携帯電話のメモの目に付くところでもよいでしょう。
また、一覧にした情報を家族と共有しておくこともおススメです。ママがパニックになっても他の家族がサポートしてくれるでしょう。
そして、大切なのが交通手段の確保です。時間帯によって車を出せる人がいるかが変わってくる場合もあると思うので、いざという時のためにシュミレーションしておきましょう。タクシー会社も調べておくと安心ですね。

まとめ

生まれてきた大切なお子さんがすくすくと育ってほしい・・・というのはどのママも願っていることだと思います。ですが、子どもが育つ過程では、必ず熱を出したり、ケガをすることがあります。
そういうときに、他の大人が近くにいてくれるとよいのですが、ママ一人で対応する場合もあるかもしれません。
いざという時になるべく慌てずに対応できるように、早い時期から病気やケガの対応を考えて準備しておけるとよいでしょう。
みなさんの赤ちゃんがすくすくと育ち、ママが子育てを楽しめることを願っています♪